ユニコーン企業のひみつを読んだ
ので記す。 www.oreilly.co.jp
結構できている部分はあったけど、改善できそうな箇所もたくさんある
元々所属チームがSpotifyモデルを参考にチームを構築していたので、本家のSpotifyがどのようにやっているかを自分のチームに当てはめて読み進めることができた。
できていることは結構あるし、できてない部分もあったなという印象だった。例えばデリバリープロセスに関する部分に関しては、チームがほとんどの権限を持っていると思っている。一方で会社単位での優先順位や意思決定のプロセスは自分がそこまで追えていないかもなとも感じた。
ユニコーン企業についていろんな観点で語られているけど、結局のところ、企業(マネージャー)はチームメンバーを信頼して権限を渡し、メンバーは予算や計画ではなくミッションに対して課題を見つけ出し、自分たちで仕事を生み出すことが求められていると書かれていた。
当然、最初から全員がこのような考え方で動くのは難しいけど、それを可能にするためにSpotifyがどのようにチームを作り、会社が優先順位をつけ、文化を作っていっているかが具体的に書かれており、ユニコーン企業になるためのヒントが散りばめられていた。*1
印象に残った箇所
テック企業は単に優秀な人材を雇っているんじゃない。優秀な人材を作っているんだ。手ごわくてやりがいのある仕事を与えて、それを遂行できるだけの権限を与える。失敗したらサポートする。そうやって人を育てている。 テック企業勤務の人たちがすぐれた仕事をしているのは、無料のラテやテーブルサッカー台のおかげなんかじゃない。権限が与えられ、信頼されているからこそ素晴らしい仕事をしているんだ。
おわりに
良いタイミングで読めた本だった。最近は自分で課題を見つけてきて解決することが増えたように感じているので、基本的なスタンスは間違ってなさそうという確認ができた。