確定申告に行ったよ
そう、誰も申告を確定させていないのである!
闘いの始まりは唐突に
転職で11/1付で入社したんだけれど、前職の総務から「10/31退職なので源泉徴収票の送付が11月下旬になる」と言われ、現職では「11月中頃までに前職の源泉徴収票を持ってきてください、それ過ぎると年末調整が間に合わないです」と言われてしまった。 そう言われてしまったらしょうがない。
ということで、会社勤めのソフトウェアエンジニアが、ひょんなことから特にする予定もなかった確定申告をすることになった。
これはその奮闘の歴史である。*1
ていうか、確定申告ってなに
確定申告(かくていしんこく)は、日本の租税に関する申告手続を言い、次の諸点を指す。
個人が、その年1月1日から12月31日までを課税期間として、その期間内の収入・支出、医療費や扶養親族の状況等から所得を計算した申告書を税務署へ提出し、納付すべき所得税額を確定すること
(Wikipediaより引用)
法人と個人事業主に関する記述は割愛した。
企業に所属して給与を貰っている場合は、その所属企業が源泉徴収の義務を負っているために年末調整を行って、本来収めるべき所得税額を算出してよしなにやってくれる。
自分の場合は、この年末調整を受けられなかったために自分で申告する必要があるということだ。
ちなみに、源泉徴収の義務は見つかったけど、確定申告の義務についてはよく分からなかった。まあでも納税の義務と紐づいてるのかなぁ。
確定申告をしなかった結果、納税額が本来より少なかった場合は罰金を受ける模様。普通に保険料とか払っていれば払いすぎた税金が還付されることの方が多いので、年末調整が受けられなかったら確定申告はやった方がいいと思う。
具体的にやったこと
申告に必要な書類をかき集める
確定申告をするには必要な書類がいくつかある。
他にもいくつかあるが、自分が必要だったのはこれらの書類だけだった。 医療費や住宅ローンとかも控除の対象になる。具体的には国税庁のサイトを参照すると良い。
また、源泉徴収なしの特別口座で株を運用している人は、その損益を申請することができる。
申請をすると、向こう3年にわたって損益を相殺することができる。やっておいて損はない。
確定申告書を作成する
書類は国税庁のサイトからダウンロードできる。
この書類に源泉徴収票に書かれている情報や自分で払っている保険料などを記入し、書かれている通りに計算すればいい。
が、自分の場合は一発で正しい書類を作れる自信が1ミリもなかったのでfreeeのスタータープラン(980円)で作成した。
スタータープランでは源泉徴収票や保険料の支払い明細に書かれている金額を記入するだけで確定申告書をpdfでダウンロードでき、それを印刷すれば面倒な計算なしに確定申告書を作成することができる。
freeeにはスターター/スタンダード/プレミアムと3つのプランがあるが、個人事業主でもない限りはスターターで十分に思う。
ちなみに30日の無料体験機能もあるが、この体験機能では確定申告書のpdfファイルがダウンロードできない。(=紙の書類を手に入れることができない)
税務署に行く
実はこれが一番大変だった。理由は2つある。
まず、税務署は平日しか開いていない。役所なので当然といえば当然。
そして2つ目、これは人によるが、税務署へのアクセスが悪い場合がある。
自分が確定申告書を提出するのは板橋税務署だった。
この板橋税務署というのが結構曲者で、都営三田線の板橋区役所前駅から歩いて3分ぐらいなんだけど、自宅の最寄駅からのアクセスがかなり悪かった。
そして、閃いた。
電車でのアクセスが悪いなら、カーシェアを使えばいいじゃない。
これが最大の過ちだった。
駐車場が使えるとでも思っていたのか
はい...
先に調べておけよと思った方は正解です。
税務署の近くにパーキングスペース(有料)があったので九死に一生を得た。もう車では行きません。
書類を提出する
この光景を見た瞬間膝から崩れ落ちそうになったが、これは提出待ちの列ではなかったので九死に二生を得た。もう税務署には行きません。
この列は、確定申告の相談窓口に並んでいる列とのこと。 確定申告の時期は、税務署の外に臨時の確定申告提出所が発生していることが多いので、確定申告の期限ギリギリでなければ5分ぐらい並べば提出ができる。
あとで調べたところ、税務署の相談窓口は「法律に基づいた、確定申告書を作成するためのアドバイス」をしてくれる場所らしい。
あくまで法律に基づいてのアドバイスであって、節税とかに関するアドバイスをしてくれるかは不明。
まあでも無料なので活用している人は多いのかもしれない。
ちなみに、税務署によっては確定申告時期の混雑予想が発表されており、例えば神奈川県ではこんな予想になっている。ギリギリはマジで寿命が縮むのでやめましょう。
確定申告 完
個人事業主では無かったのでレシートや領収書かき集めて計算とかはしなかったが、日本人の皆さんに評判の確定申告の片鱗を見ることができた。*2
書類作成自体は思ってたより割とすんなり行ったと思う。確定申告書がシュッと作れるサービスが結構充実していて2019年だな〜と感じた。
おわりに
11/1入社は辛いのでやめましょう。